審査員の講評 · 2026年
バイオメカニカルとバイオオーガニックのタトゥーの名手、Stepan Negurは、肌の下から浮かび上がってくるかのような3次元的な構図を生み出します。解剖学への理解によって、緻密な機械的構造と有機的構造が身体とともに流れていきます。深いグレーウォッシュ、複雑な質感、鮮やかに輝く色彩が、闇のなかで何かが光を放っているかのような、際立った奥行きを生み出します。作品には詩的ともいえるコントラストがあり、忘れがたい異世界のフォルムが、思いがけない美しさと光を見せてくれます。